勉強をしなきゃいけないのにスマホが手放せない……SNS依存症の高校生におくる解決方法3選!

春、高校2年生。
仲のいい友達に誘われて、遅いながらもインスタグラムを始めた。新しい友達とインスタのアカウントを教え合う日々。
最初のうちはクラスメイトや憧れの芸能人の投稿を見るだけで満足していた。けれど友達が楽しそうな日常を投稿しているのを見て自分も投稿してみたくなった。
休日にお気に入りの手帳とカラーペン、淹れたての紅茶を添えて
「今から中間テストに向けて勉強の予定を立てる!頑張るぞ〜!」と投稿してみた。
するとポコンという通知音がして「〇〇さんからいいねされました」という文字が。
えっ!もう?
1つくらいはいいねをもらえるだろうと思ってたけど、こんなに早くもらえるとは思っていなかった。そのあとも時折通知音がなって最終的ないいねは11個に。
勉強を頑張ろうとする気持ちが周りに認められたようで嬉しい!
その日から1日1回、勉強の進捗を投稿するのが私の日課になった。
いいねが全然もらえない……
毎日投稿をし始めてから、それが一番の悩みだった。
昨日は2個、一昨日は4個、そして今日はまだ1個ももらえてない。投稿してから数時間は経っているのに……
今日は英語と数学を頑張ると投稿したのに全然手につかない。
すこし勉強をして、いいねがもらえているか気になってインスタのアプリを開いて、もらえていないことにがっかりしてリール動画を見る。
これじゃいけないと思ってスマホのスクリーンタイム機能で使用時間の制限をしてみたけど、制限時間を時間を越してからもインスタを見たくて、制限をオフにしてしまった……
これから進学に向けて勉強を頑張らないといけないのにこのままじゃヤバい!どうしよう!!
こんなお悩みはありませんか?
なんとなく使い始めたSNSが日常に食い込み始め、気づいたらそれなしでは生活できなくなっている……
これだけ聞くとホラー映画のあらすじのようですね。
そんなスマホを手放せなくなっている学生さんに解決方法を3つ紹介します。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
SNS依存症とは?

SNS依存症とは、LINE・ Instagram・twitter・FacebookなどのSNSの使用が過剰になり日常生活に悪影響を及ぼすことです。
医学的にはインターネット依存症の一種と考えられています。
以下のような症状があるとSNS依存症の可能性があります。
- 使用時間のコントロールができない
- 勉強や仕事、人間関係よりSNSを優先してしまう
- SNSから離れていると不安になったりイライラしてしまう
- SNSをやめようと思ってもやめられない
- 嫌なことがあったらSNSを開きそのことについて忘れようとする
- 睡眠不足や成績低下など悪影響が出ている
SNS依存症になる原因
SNSをただ使っているだけなのに依存症になってしまう人は少なくありません。
それはSNSを使っている人が悪いわけではなく、SNSの仕組みが依存するようにできているからなのです。
自分の意思が弱いのかも……と落ち込まなくて大丈夫です!
では何が依存させる要素なのか一緒に見ていきましょう。
- 自己承認欲求の刺激
いいねやコメントをもらえることで自己肯定感が高まりもっとSNSを使いたくなる - 現実逃避
勉強のストレスや現実の悩みから目を逃げようとSNSを開く習慣がつく - アルゴリズムによる誘導
自分の興味にあうコンテンツが表示されやめ時を見失う - FOMO
Fear Of Missing Out。取り残されることの恐怖を表す言葉。自分がSNSを見ていない間に楽しいことがあったのではないかと不安になる - ドーパミンの影響
上記のような刺激で「SNSを見る=快楽を感じる」と脳がインプットし、それを繰り返したくなる
もしかしたら今見てるコンテンツより面白いものがあるかも、という期待もSNS依存症の原因ですね。
SNS依存症を解決する方法3選!
いかがでしたか?思っていたより依存させる要因が多く散りばめられていることに驚いたのではないでしょうか?
SNS依存症の危険性から、Apple創業者スティーブ・ジョブスやマイクロソフト共同設立者ビル・ゲイツが自身子供にスマホを与えなかったという話は有名です。
時間を制限する

まずは1日にどのくらいSNSを使っているのかを確認しましょう。
iPhoneの場合、初回にスクリーンタイムの設定が必要です。
- 設定>スクリーンタイム>続ける>スクリーンタイムを有効化する、の順にタップする
- 「これは自分用のiPhoneです」を選択する
- スクリーンタイムが開く
上記設定後は、設定>スクリーンタイムの順に進むと、1週間のiPhoneの使用状況をグラフで確認できます。
Androidの場合、iPhoneのような初回設定は必要ありません。
- 設定を開く
- 「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップする
- 「Digital Wellbeingツール」で「データを表示」をタップする
SNSの使用時間が分かったらそれを何時間に抑えるのかを決めましょう。
1日24時間のうち7時間SNSを見ているなら6時間に抑える、といったように無理せずできる範囲で決めるのがポイントです。
なぜ無理せずできる範囲なのかというと、こういう「減らす系」の目標は習慣化が大事だからです。
全く運動しない人が「痩せたいから明日から毎日5km走るぞ!」という計画をたてる。これってはたから見たら無謀ですよね。
でも本人はいたって真剣です。
私たちはなにか目標を決める時に自分の力を過信してしまうクセがあります。なので「このくらいだったら余裕でできるな」という目標にするのがおすすめです。
リアルの趣味や活動を増やす

スマホを触る時間を物理的に減らすのであれば、リアルの趣味や活動を増やすのがおすすめです。
スマホを触りながらだとできない趣味がいいですね。
- 筋トレ
- 楽器演奏
- 料理
- 手書き日記
- 植物を育てる
- ハンドメイド
これらの趣味は「成長が見えるもの」「形にのこるもの」を軸に選びました。達成感を感じやすいので満足感を得られますよ!
家族や友人に協力してもらう

SNS依存症を改善するのに家族や友人の協力を仰ぐのもいいですね。
自分の自制心があんまり信じられないんだよな……(私もです!)という方は
- 家族にスマホを預ける
- 友人とスクリーンタイムでSNS使用時間を比べてみる
- SNS依存症を改善することを周囲に宣言する
など、自分だけではできない方法がおすすめです!
まとめ
SNSを使っているうちに、いつのまにかなっているSNS依存症。
その原因はSNSそのものに依存させる仕組みがあるから。
依存から抜け出すには
- 時間を制限する
- リアルの趣味や活動を増やす
- 家族や友人に協力してもらう
の3つがおすすめです。
最初から長い時間我慢をするのではなく、ちょっとずつSNSを使う時間を減らしていきましょう!
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